車の花粉や黄砂の落とし方 - 車と写真のブログ

春になると花粉や黄砂が空気中に舞うため、アレルギーや喘息持ちの方にとっては辛い季節となりますが、車にも付着した花粉や黄砂の悪影響があります。そこで、花粉や黄砂を落とす方法から、シミを防ぐポイント、おすすめの清掃道具を紹介します。

花粉と黄砂は汚れは似ているが性質が異なる。花粉は2月から5月にスギやヒノキから飛散し、花粉症の原因でもある。黄砂は中国などから飛散した土壌の粒子で、2月から4月に偏西風に乗って日本に飛来する。車に花粉や黄砂が付着すると、車の外観が悪くなるばかりでなく、車内の空気が汚染されたり、冷却効率が低下したりする可能性がある。

花粉は肉眼では見えない極小サイズであり、大量の花粉が一か所に集まると黄色の汚れとして見えるようになる。車のボディに付着した花粉は、夜露や雨に濡れるとペクチンを分泌し、ベタベタな質感を持つ。このまま時間が経過するとボディにシミが形成され、再び放っておくとボディの腐食や歪みにつながる可能性がある。花粉汚れが車に付着したら、早めの対応が必要である。

黄砂は黄色い砂汚れとして車体に付着しますが、石英や長石を含む粘土的な性質を持つため、夜露や雨などによってシミをつくる危険性があります。したがって、早急な除去が望ましいです。

花粉や黄砂が車体についてしまうとシミを形成してしまうため、落としてあげることをおすすめします。今回は、花粉や黄砂を落とす方法について解説します。

高圧洗浄機を用いると、車体にこびりついた花粉や黄砂を洗い落とすことができるので、家庭に高圧洗浄機がある方におすすめです。洗い落とした後は、シャンプーや洗剤を用いて洗車して、いつもの綺麗な状態の車に戻すことが可能です。

高圧洗浄機を持っていない場合、花粉や黄砂を除去するために多くの水を用いて洗車することが大切です。残った細かい粒子は泡を多く使って包み込むようにして除去し、最初の水洗いがしっかりできていない場合は、黄砂が付着したままになる可能性があるので、スポンジやタオルで擦るのは避けるべきです。

花粉汚れを除去するには、50℃～80℃程度の熱湯や熱風などを用いることがおすすめです。熱を効果的に使用することで、ペクチンを分解してシミを取り除くことができますが、黄砂汚れには効果が薄くなります。

花粉汚れや黄砂汚れから車体に付いたシミを防ぐための対策と予防が重要である。実践した方法で花粉汚れや黄砂汚れに対処できるが、既にシミが付いてしまっている場合は大きな手間がかかる。そのため、日常的な対策と予防が必要である。

花粉や黄砂を防ぐには、屋根付きの車庫を用意するか、車にボディカバーをかけることがおすすめです。ボディカバーを使用する場合は、強風に注意し、傷がつかないように気を付ける必要があります。

コーティングや撥水加工を施すことで、花粉や黄砂が付着してもシミになりにくくなるため、耐薬品性能の高いコーティング剤を使用することをおすすめします。また、花粉や黄砂が多い場合は、洗車した上で加工を施すことをオススメします。

コーティングや撥水加工を施した車体なら、花粉や黄砂を水洗いで取り除ける可能性がありますが、細かく洗車することをおすすめします。

花粉や黄砂が付着しないような対策や洗車で頑固なシミを防ぐための対策などを取ることで、春先の花粉汚れや黄砂汚れに立ち向かうことができる。