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トヨタの水素社会構築

温室効果ガスゼロの社会を実現するためには、再生可能エネルギーの導入が不可欠です。そのためには、発電量が変動する特性を調整するために水素が必要となり、そのエネルギー変換を行うキーテクノロジーとして水電解が活用されています。

再生可能エネルギーを使用する場合の主な水電解システムに関する課題を調査し、その課題を解決するために必要なシステム性能と今後の議論の課題を提示しているということです。

TMFは、水素サプライチェーン全域を対象に、CO2フリー水素を実現する新技術の開発を支援するプログラムを2017年に開始しています。このプログラムでは、3期にわたる公募を通じて29件の有望な研究テーマを採択したほか、評価委員会による定期的な評価・助言や採択研究者同士の交流、相互研鑽の機会を提供しています。

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2021年4月から2023年3月までの2年間をかけ、各WGで得られる研究成果を活用して脱炭素社会の実現に貢献することを目的としています。この共同研究プログラムは、政府が宣言した「2050年カーボンニュートラル」を目指すうえで、TMFが提供できる形での研究者のサポートを行っています。これからも様々な研究を通して、脱炭素社会の実現に向けて取り組んでいきます。

研究チームが行った水電解WGの文献調査に基づき、産業技術総合研究所の協力を得て、実用レベルの水電解装置を設置して、再生可能エネルギー変動の影響を調査した研究が開始されました。この研究では、実際の水電解装置を用いて、再生可能エネルギーの変動が装置の挙動や耐久性へ及ぼす影響を調査しています。これまで公開された例が少ない再生可能エネルギー変動の影響に関する研究であり、水電解装置の性能向上やコスト低減への示唆を与える可能性が期待されています。